~ネイチャーガイドのお仕事~【みーもサマースクール2019】子どもたちに自然体験を!

島根県では、「水と緑の森づくり税」という税金が課税されています。
県民一人当たり500円/年を納税することで、 緑豊かな森林を育み、荒廃森林の再生や森林教育を目的として使用されています。

この基金による「水と緑の森づくり事業」の一環として、島根県内の子ども達を対象に森と身近にふれあう自然体験をする活動「みーもサマースクール」が島根県県民の森・飯南町ふるさとの森で毎年行われています。

2013年から始まったこの取り組みも早6年目。
東部・西部合わせて毎年1,000人程度の子どもたちが夏休みの一日を森の中で過ごします。

島根県森林インストラクターとして、毎年ガイドを務めさせていただいています。

2019年の活動の様子を記録していきます。

2019年8月20日 ヒノキの間伐材で工作

  • 檜山ひのき児童クラブ(出雲市)
  • 6歳~11歳
  • 13名

しとしと雨が続きますね。雨天時は室内でできるメニュー、自然工作を行います。

ここでは特別に用意された「フクロウのマグネット」づくりにみんな挑戦してもらいます!

目やくちばし、耳の部分などはちいさ~い部品なので、ボンドをつけるのに一苦労。

それでも幼児や1年生でも、最後までやりとげることがほとんどです。

材料はすべて 森林整備の際にできた間伐材や端材などを使い、工作を楽しみながら森林保全に一役かっているのです。

2019年8月9日 初めて見る生きものに興味深々

  • 高浜児童クラブ(出雲市)
  • 6歳~10歳
  • 27名

川の生きものと言ってイメージするのは魚やカニ、オタマジャクシなど。

でも、昆虫の方が多いんですよ~。

と、ヤゴだけでなくトビケラ、カワゲラ、カゲロウなどの幼虫を紹介。

そして川の中で生きもの探しをして、本当にその幼虫を見つけると

「うわー!ほんとにいた!」と大発見のよろこび!

気持ち悪い?かっこいい?へんてこ?

感想は人それぞれですが、初めて見る生きものに対してはみんな目が離せません。

新訂 水生生物ハンドブック

2019年8月8日 もふもふ毛虫、マメドクガ発見!

  • ひかり児童クラブ(出雲市)
  • 6歳~11歳
  • 22名

「なんだ、これー!?」

コナラの幹にいた毛虫を子どもが発見!

全身毛だらけ、背中にはたてがみのような茶色く短い毛、そして頭部には角のような長い毛。

毛虫の中でももふもふ度がたかいマメドクガの幼虫です。

森林生物 マメドクガ

森林総合研究所

終齢幼虫だったので大きさが5cmを超え、インパクト大です。

毒刺毛はもっていませんが、念のためさわるのはやめておきました。

イモムシハンドブック

2019年7月26日 キノコ祭り+マメホコリ

  • 八束っ子児童クラブ(松江市)
  • 6歳~9歳
  • 31名

梅雨明けで高温+湿度も高めの今日は、キノコがにょきにょきと生えてくるのに好条件だったのか、森の中を散策中にたくさんのキノコをみつけました。

さらには
「あーっ!ピンクのキノコ!」

粘菌のマメホコリもありました。

みんなでぷにぷに。

チャレンジャーが押してみる!

ぶにゅっとピンク色の液体がでてきましたよ。

「絵の具みたいー」
「描いたらどんな色になるかなー?」

初めて見るキノコの仲間に興味津々で、帰る間際になっても
「あのピンクのキノコはすごかった」

と、インパクトも大だったようです。