7月16日、梅雨の晴れ間に恵まれた午前中でした。
本日は飯南町版森のようちえん、「飯南町森のほいくしょ」活動です。
今回はバスに乗ってお楽しみの園外活動。飯南町ふるさとの森で川の生きものかんさつを行ないました。
ただ探すのではなく、きちんと動機付けをしよう
- さつき保育所
- 1歳児~5歳児(対応は3歳児~)
- 10名
川の生きものってなにがいるかな?
さかな!めだか!ざりがに!
そうだね。みんな水の中の生きものだね。
この川にはこんな生きものがいるよ。
そして、小田川で見られるカジカガエル、サワガニ、タカハヤ、ヤマサナエなどを写真で紹介。
ただ写真を見せるだけではなく、各生きものの一部分を切り取りアップで見せ、
(カジカガエルだったらオタマジャクシの口の部分、タカハヤなら尾びれの部分など)
これはどんな生きものだと思う?
う~ん、なんだろう?
すぐにわかる子どももいれば、正解を見るまでわからない子などさまざまです。
「川の生きもの」といっても人によってイメージはさまざま。
幼児ならなおのこと、あやふやとしたイメージかもしれません。
ただ「川の生きものをさがそう」、と言って川の中に入っても
- どんな生きものがいるのかよくわからない→探す意欲がわかない
- 見つけたとしても初めて見る生きものだったら→つかまえるのに躊躇する
など、せっかくの機会が活かされない結果になることがあり、もったいないですね。
これからこの場所で、自分はどんな生きものを探してつかまえるのか、しっかり意識を向けさせてから活動を始めるのがおすすめです。
あ!いた!おたまじゃくしー
みてみてー!しゃしんでみたへんないきものがいるよー!
カワゲラやトビケラの幼虫も、川に入る前に紹介したので「なにこれー、きもちわるい~」なんて敬遠されることもなく、見つけたことを喜んで教えてくれました。
こうした活動する前に行う「導入」の解説はガイド技術の一つであり、
- これから何が始まるんだろう?→ドキドキ
- ほんとにこんな生きものがいるのかな?→わくわく
その後の活動をするにあたって参加者の意識やテンションに大きな影響をあたえます。
その日のテーマの活動を始める前に、これからどんなことをするのか、楽しみを持たせるように導入のお話をしてみましょう。