~ネイチャーガイドのお仕事~【出前授業】間伐のお話しと紙づくり体験

「ネイチャーガイドってどんなことしてるの?」

「自然体験ってどんなふうにすればいいの?」

エピオネイチャーガイドオフィスで行っている日々のガイド内容を記録していきます。

今日は松江市立古江小学校での森林学習です。

  • 松江市立古江小学校
  • 5年生
  • 41人

今回の森に関するお話は、「ヒノキと間伐」をテーマに講義を行い、そのあと、ヒノキの間伐材を使っての紙づくり体験です。

ヒノキとそっくりなスギと比較しながら

  • 種子
  • 樹形
  • 樹皮
  • 丸太

の違いをイラストや写真で解説。
葉だけは採集してきたものを実際に見て、触って、においをかいだりしてもらいました。

林業に携わる人でもないとスギとヒノキの違いはなかなかわからないものですが、
今日の小学校では玄関前にヒノキの木が植栽してあり、

「あ!この木の皮、今日さわったばっかり!」

なんと樹皮での違いを実体験でズバリ当てる児童がおりました。

戦後の日本はヒノキに限らず、木材製品の利用が減少したり、輸入材が増えたことにより人工林の手入れが行き届かず、荒廃した森林が増えてしまいました。

健全な森づくりの一つとして間伐は大事な作業であり、
その間伐材を使って紙づくりを体験することは森づくりにもつながっているんですよ、といったお話しをしました。