葉っぱ1枚でもわかる!落ち葉で木の名前しらべ

一般社団法人 国土緑化推進機構で行なわれている「緑の募金」。
その募金の一部は森林環境教育に使われています。

今日はその緑の募金での自然体験活動です。

Record
  • 安来市立赤屋小学校
  • 1・2年生
  • 5名

年間通しての活動のうち、3回目となる今回は落ち葉をテーマに森林学習を行ないました。

さすが山間地の学校、学校周辺をちょっと散策するだけで素材となる落ち葉が何種類も見つかります。

「あー、これきれい!」

「この赤い葉っぱ、ふわふわするー」

「足跡みたいな葉っぱ見つけた」

落ち葉集め

などなど、次から次へと目移りするくらいたくさんのきれいな落ち葉を拾い集めることができました。

そして教室へ持ち帰り、拾い集めた落ち葉の中から自分が一番気に入った葉っぱを1枚選んでもらいました。

その葉っぱをこすり出しした後、色やにおい、さわりごこちなどをオリジナルシートに各自記入してもらい、木の名前を図鑑で調べてその特徴を読んでみると・・・

「合ってる!」

と、こすり出しした葉と自分が感じたその木の特徴が図鑑の記述内容と同じ事に、驚きと喜びを感じてもらえたようです。

本日調べた落ち葉
  • ソメイヨシノ・・・葉の縁が細かいギザギザ。葉っぱの付け根に蜜腺とよばれるポッチがある
  • ヤマハゼ・・・細かい毛が密生しており、さわるとふわふわしている
  • アカメガシワ・・・葉の縁は丸っこく、葉柄が赤い
  • ツタ・・・3つに裂けたような足跡の形

最後は、集めた葉の中からきれいに紅葉している葉を3種類選び、落ち葉のステンドグラスを作りました。

落ち葉のステンドグラス

「この葉っぱの名前も知りたい。」

と、新たな学習意欲も生まれたようでなによりです。

参考資料

  • 元祖(?)落葉図鑑。写真ではわからない葉脈の特徴などが線画でよくわかります。約600種掲載のため、市街地~山間地までの樹木をほとんど網羅。現在、出版元で在庫切れのため、古本などで見つけたら即購入をおススメします。
  • 近年主流のスキャン画像による図鑑。見分けポイントが一目でわかる解説と、葉の形やつき方、ふちの形など検索表から調べることもできます。専門用語には読み仮名がふってあり、初心者にもわかりやすく樹木図鑑のファーストチョイスにおすすめです。