ただの水路と侮るなかれ、タカハヤまつり

島根県緑の少年団活動の中で「川の学習」を実施しました。

Record
  • 雲南市立田井小学校
  • 3・4年生
  • 4名

全校生徒11名(!)

と、山間地にある小規模な小学校ではありますが
「自然豊か」という言葉がぴったりの結果が見られた今回の川の生きもの調査。

斐伊川の支川、深野川で生きもの調査を行う予定でしたが、前日までの雨による増水があったため中止。

場所を変えて、学校のすぐ横の水路で実施しました。

タカハヤ採れまくりの水路
一見、どこでも見られるような水路

最初は
「え~、ここ?」
と残念そうな様子でしたが・・・

採れるは採れる、ちょっと網を水の中につけて足でガサガサすれば(業界用語で「ガサ入れ」と呼ぶ)
ピチピチと魚が採れまくりです。

生きものが採れた時用のパックを持たせていましたが全然追いつかず、みんなバケツに入れてどんどん数が増えていきました。

あとで仕分けてみると、タカハヤが多数で、ニシシマドジョウ(山陰型)も5~6頭採取できました。

※ニシシマドジョウについては過去の記事に記載しております↓

学名はまだない、山陰地方のニシシマドジョウを児童が捕獲!
自分がガイドをする川の学習も今回が最終回となりました。Record雲南市立佐世小学校4年生12名かっぱが見守り、川へのアクセス場所やごみ清掃などが徹底されており、地元の人たちに大事にされているのがよくわかる佐世川です。マシジミやカワニナ、チ...

終齢と思われるオニヤンマのヤゴもインパクト大。

「水路にこんなに生きものがいるなんてすごい」

「どうやって水路にきたんだろうね」

「飼いたい!」「また採りたい!」

と、身近な場所に棲んでいる生きものに興味津々となりました。

生きもの目線でみれば水路も大事な「自然」の一部。
植物が生えていたり、水の流れに緩急があったりとあるていど条件は必要になってきますが、
身近な水路にも目を向けてみると、小規模ながら「豊かな自然」を見つけることができますよ。